重症心身障がい・医療的ケアに対応した児童発達支援施設『こどもデイ はれいろ』のウェブサイトを制作させていただきました。
クライアント | 株式会社Aimee(エイミー)さま |
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URL | https://kodomoday-hareiro.com |
業界・業種 | 重症心身障がい・医療的ケアに対応した児童発達支援施設 |
ジャンル | 事業所サイト制作 |
CMS | WordPress |
制作期間 | 5カ月 |
クリエイティブ | 企画・提案/ディレクション/デザイン/HTML/CSS/レスポンシブWebデザイン対応/WordPress組み込み/ライティング |
クリエイター | logo/illustration 平野 由記(https://oeuflab.com) photo 川口 曜子(https://www.guu-photosite.com) |
ご依頼のきっかけは
グラフィックデザイン事務所 Oeuflab(ウフラボ)平野さまからのご紹介でした。
こまつなが、NPO・社会福祉に特化したデザイン制作を行っていることを、平野さまがSNS経由で知ってくださり、またご依頼主となる橋本さま(こどもデイ はれいろ代表)が神戸在住ということもあって結び合わせてくださいました。

「保育園のような居場所にしたい」
橋本さまとのはじめてのオンラインミーティングの席で、橋本さまは、これから作られる施設について、そのようにおっしゃられました。
橋本さまは、もともと病院勤務をしておられました。
妊娠を機に、産休・育休を取得。育休後は復職するものと考えていたそうです。
しかし出産トラブルにより、生まれてきたわが子には、医療的ケアが24時間必要な重度の障がいが残りました。家族によるつきっきりの介護生活の始まりです。
復職に向けて、子どもを預けられる場所を探しましたが、ようやく見つけた施設は、自宅から車で30分以上。毎回の送迎では、車の振動が、子どもの体調に影響しないか、気の休まらない時間だったそうです。
自宅近くの保育園に預けて、安心して自分は働きに出ること。
預け先で、子どもの成長に欠かせないお友達同士の関わりや、楽しい遊び、学びが提供されていること。
そんな当たり前のように想像していた日々が、子どもに障がいがあるというだけで、手の届かない望みとなりました。
「これからどうすればいいのか」橋本さまはとても悩まれたそうです。
しかし、それと同時に心に浮かんだ気持ちは
自分だけじゃない。
子どもたちや自分と同じ境遇のご家族もまた同じような苦しんでいるのだろう。
というものでした。
自分の抱えているこの苦しみを、悩みを同じくするご家族と一緒に乗り越えたい、そのような想いから『こどもデイ はれいろ』の設立を決意されたそうです。
「保育園のような居場所にしたい」
橋本さまのこの言葉は、障がいのない子どもなら送れたであろう当たり前の日々が、障がいがあるという理由で叶わない願いとなる、今の社会に対する疑問符のようで、とても胸に刺さりました。